様々なテレワークスタイル
テレワークを行う上で、社員同士のやり取りの不安、環境の変化による生産性の低下を懸念するお声もありますが、実際に体験してみると杞憂だったと答えるお声も多くいただきます。
逆に社員が自身の仕事を見直すきっかけになり、生産性の向上に繋がったという話も。
現場仕事やお客様と直接お話する職業では難しいとされているテレワークですが、書類作業など、意外とテレワーク化できる部分が潜んでいるものです。試運転を繰り返すうちに自社に合うスタイルが確立できたという場合が多いため、時代に合わせてとりあえず試してみる、という気持ちで始めていただくと、導入しやすいかもしれません。
導入にかかる費用については、助成金や補助金のご利用もおすすめです。⇒役立つ助成金
以下は一例ですが、業種別のテレワーク導入のご参考までにご覧ください。
営業職など、外回りの多い業種
モバイルワークやサテライトオフィスの導入
- 出先で書類や報告書を作成・提出できるため時間の短縮に繋がる
VPNを利用したリモートワークの導入
- 出張先や新幹線等で仕事が行えるため、生産性の向上に繋がる
meet up等のWeb会議システムの導入
- 自宅やサテライトオフィスでも商談やコンサルティングを行うことができ、顧客のもとに直接行くという移動時間の短縮に繋がる
- 出張先でも会議などの話し合いに参加することができ、スケジュール調整を行いやすくなる
書類の電子化(顧客情報やカタログ)
- タブレット端末等を持っていれば、顧客が以前注文した商品履歴を確認できたり、カタログ等の膨大な資料をすぐに見せることができ、フットワークの軽い営業が行える。
- 資料を電子化することでペーパーレス化に繋がり、移動時の荷物の削減だけでなく、社内でも膨大な紙資料のスペース削減になる。
コールセンター(テレフォンオペレーター)
meet up等のWeb会議システムの導入/Mliner等の電話システム(アプリ)の導入
- 電話対応を会社以外の別の場所でも行うことができる。
- 場所に関係なく勤務することができるため、全国の優秀な人材確保に繋がる。
- 災害等が起こった際にも柔軟に顧客対応が行えるため、会社への信頼に繋がる。
病院
meet up等のWeb会議システムの導入
- オンライン診断を導入することで、患者も医師も家からの診察が可能。
書類の電子化(カルテ)
- 他医療現場への情報共有や確認、転院や緊急性がある時、必要な情報の引継ぎを素早く行える。
介護職
meet up等のWeb会議システムの導入
- 朝礼時等、事務所外にいる職員らが現場に直行できるため、移動時間の削減に繋がる。
書類の電子化
- 報告書等の今まで紙媒体で作成・提出していたものを電子化することで、介護先で記入と提出が行え、作業効率や時間の短縮に繋がる。
宿泊・飲食業
情報共有システムの導入
- マニュアルを電子化したり、気軽に質問を投げかけておけるシステムを導入することで、作業効率や学習力の向上、若手が成長しやすい環境に繋がる。
一部業務のテレワーク化
- 予約の受付や、プラン作成、シフト調整等、書類に関連する業務をテレワーク化することで、短期集中をすることができ、作業効率に繋がる。
- 育児や介護等でやむなく退職する人が減り、職場復帰率の向上に繋がる。
建築業
モバイルワークやサテライトオフィスの導入/VPNを利用したリモートワークの導入
- 現場の仮設事務所を作業できる環境にすることで(サテライトオフィス化)、本社事務所に戻ることなく書類のやり取りが行え、移動時間の短縮に繋がる。
- 時間に余裕ができることで、各社員の資格取得率が上がり、結果生産性の向上に繋がる。
