【必見】テレワークで集中できないのはなぜ?3つの対策で解決できます
コラム

長引く新型コロナウィルス感染症の感染拡大でテレワークという働き方が広く普及したことで、 ワークライフバランスが向上したという声がある一方「自宅で仕事をするテレワークという働き方はモチベーションが上がらず集中できない」といった声も出てきています。
株式会社ネクストレベル様が運営する『縁結び大学』は、テレワーク中の男女300名を対象に「在宅勤務中にモチベーション・集中が下がったことがあるか」を尋ねたところ97.7%の人が「はい」と答えたそうです。

この記事ではテレワークによって集中力・モチベーションが低下する原因と、集中力低下を防ぐ3つの対処法を解説していきます。
目次
テレワークで集中できない原因1位「スマホを見てしまう」
「集中力が下がった経験あり」と回答した人の60%が「ついスマホやテレビを見てしまう」と答えました。

スマホによる集中力阻害の深刻さは科学的に証明されています。カリフォルニア大学アーバイン校で情報科学を研究するグロリア・マーク氏によると、
例えばあなたが集中して書類作成に没頭しているときに、スマホから通知音が鳴り一瞬だけ集中力が散ったとします。そこから再び書類作成に没頭していた集中力の状態に戻るまで23分かかります。
とのことです。
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセンはスマホを使っていなくても持っているだけで集中力が削がれていると指摘します。これはスマホが近くにあるだけで通知がいつ来るのかということに意識が分散しているからだそうです。
人が集中できないのは進化の過程でそうなったから
なぜこれほど人は集中力が切れやすく、集中状態になるまで時間がかかるのでしょうか?
これは原始時代にまでさかのぼります。集中しすぎると周りが見えなくなり外敵に襲われるリスクが高まるため、進化の過程で人間は集中状態になるまで時間がかかり、逆に集中状態から解除されるのは非常に早いという特性を持つようになったのです。
テレワークで集中できない原因「仕事のオンオフの切り替えがしにくい」
テレワークに集中できない原因の2位が「私生活とのメリハリがつきにくい」で54.7%、その次に「やる気が出ずダラダラしてしまう」44.3%、「人の目がないので、緊張感がない」39.7%と、仕事のオンオフの切り替えが上手く出来ないことによるものでした。
自宅は唯一リラックス出来る場所なので、そこを仕事場にするというのも確かに無理がある話かもしれません。しかし後述する対処法で改善することは可能です。
テレワークで集中できない人への3つの対策
心身ともにリラックスできる自宅で、手元にスマホを起きながら仕事をすると、集中が途切れてしまうことがわかったかと思います。そのような状況でテレワークを行う際に集中力を持続させるための3つの対処法を解説します。
ポモドーロテクニックを使う
ポモドーロテクニックとは、集中時間と休憩時間を交互に組み合わせる方法で、現在アメリカを中心に生産性を上げる時間管理術として急速に取り入れられています。
ポモドーロテクニックのやり方は
- 25分間集中して仕事をする(スマホは通知オフにする)
- 5分だけ休憩
- 25分仕事+5分休憩を4セット行う
- 4セット終えたら30分休憩
こまめに休憩を取ることで、疲れによる集中力低下を防げるだけでなく、25分間でタスクを終わらせる!というモチベーションと緊張感につながり、集中力が上がります。
ポモドーロテクニックを実践するための専用アプリも数多くあるので、今すぐ取り入れることが可能です。
社内チャットで「集中しています」のアイコンを作る
テレワークを行う上でSlackやChatworkなどのチャットツールは必須になります。しかしチャットの通知に気を取られ集中できない方もいるかと思います。
どうしても集中したいがためにチャットツールを一時的に閉じたい場合は、「集中しています」の意味を持つスタンプ(例:人が走っているアイコン)を社内で認知させ、「そのスタンプを送信した従業員は今集中しているからチャットの文章は読まれていない」という共通認識を作ることで、チャットを常に気をかける社内風土をなくし、業務に集中する環境を作ることができます。
Windows 10の「集中モード」を使用する
Windows 10を使用している場合は、「集中モード」 を有効にすることで新着メール通知やSNSの更新通知、インストールしているアプリからの通知を止めることが可能です。また時間指定や通知をどのレベルまでオフにするかなど、細かい設定も可能です。
これから集中して作業するという時、標準装備されている集中モードをオンにするだけで集中できる環境を作れるので非常におすすめです。
集中できない環境をなくすことでテレワークは最高の働き方になる
テレワークを導入しにくい業種もありますが、基本的にテレワークを導入することで従業員満足度が上がり生産性もあがることが証明されています。
【働き方改革】テレワークを導入する3つのメリットと導入方法を徹底解説
テレワークを導入後、従業員宅をテレワークに適した環境にすることで従業員の集中力を切らさず生産性も上がることで最高の働き方改革を実現することが可能になります。 おまかせテレワークではこのようなテレワーク関する些細なこともアドバイスいたします。
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