テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の違いは?これで完璧!
コラム

日本全体で働き方改革が導入され企業では「リモートワーク」「テレワーク」「在宅勤務」といったオフィス外で働く意味の言葉を頻繁に聞くようになりました。しかしそれぞれの言葉の定義があいまいで、つい混同されがちです。この記事ではそんな「リモートワーク」「テレワーク」「在宅勤務」という言葉の違いを解説していきます。
目次
テレワークとリモートワークに違いはない
結論から言うと2つの言葉にほとんど違いはありません。厳密にいうとリモートワークはRemote(遠隔)とWork(働く)という言葉から「離れたところでする仕事」という意味を持ちます。テレワークはTele(遠くの)とWork(働く)という言葉から、これも同じく「離れたところでする仕事」という意味であり、情報通信技術(ICT)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことと日本テレワーク協会が定義しています。
テレワークという働き方の種類とその違い
「在宅勤務」という言葉はテレワーク(リモートワーク)での働き方の一種です。テレワークの種類には以下のものがあります。
1. 在宅勤務
主に自宅を職場にして、自宅にあるインターネット環境を利用してサーバー上でファイルを共有したり、チャットツールで連絡をとりながら業務を進めていく働き方を指します。通勤時間が無くなりストレスが減ることで生産性を向上でき、子育てや介護により自宅を離れにくい人も働くことができます。
自宅をテレワーク環境にしたいとお考えの方は下記の記事が参考になります。
テレワークを簡単に導入するやり方を解説・VPN接続がオススメ
2. モバイルワーク
特定のオフィスで働くのではなく、例えば常駐先のオフィスで短期間だけ仕事をする、カフェや移動時間を利用してノートパソコンなどで働くことを指します。ちなみに在宅勤務が自宅で働くことを指すのと違い、自宅に限らず自宅以外の場所で働くことをモバイルワークといいます。これを聞いて 「ノマドワーク」をイメージされた方もいるかもしれませんが、ノマドワークは基本的にフリーランスの働き方を指します。
3. サテライトオフィス
本社のオフィスとは別にあるオフィススペースを指し、情報通信とリモート用のパソコンを利用して業務を行います。本社の周りにサテライト(衛星)のようにオフィスを設置していることからそう名づけられています。都市にある企業は郊外や地方にサテライトオフィスを構えるケースが多いです。
サテライトオフィスは日本の元祖テレワークと呼ばれており、従業員が働きながら育児や介護ができる環境を設けることで人材確保につなげるために1984年にNECが吉祥寺にサテライトオフィスを設けたのが始まりです。
知っておきたい!テレワークの歴史(日本・アメリカ)を学ぼうより参照
4. スポットオフィス
出張者やモバイルワーカーが時間単位で借りる自分専用オフィスのことを指します。コワーキングスペース・シェアオフィス・レンタルオフィスがこれに当てはまります。
テレワークはなぜここまで普及したのか
テレワークの実態に関する調査動向によると日本においてテレワークの普及率は2017年では13.9%だったのに対して、パーソル総合研究所の調査で2021年は24.7%まで上がりました。 コロナウィルスの影響もありますが、なぜここまで一気に普及したのでしょうか。
1.テレワークの助成金制度がある
普及率を上げている要因はテレワークを推進するための助成金制度があります。なぜ国がテレワークを推進しているかというと、
・新型コロナウィルス対策の一つとして通勤者数を減らしたいから
・働き方改革の一環として、「老若男女、障害を持つ人からそうでない人まで、誰もが活躍でき、人口減少や労働力 不足を解消した社会」に向けた施策としてテレワークを推進しているから
助成金を利用すればテレワークを導入するための経費も助成金で補填出来るかもしれません。
現在、テレワーク環境を整備するために情報通信機器などの導入にかかった経費を3分の2まで(上限250万円)支給する助成金制度の申請が令和3年12月24日(金)まで受け付け中です!
詳しくは<5/10受付開始>テレワーク定着促進助成金が申請受け付け中!をご覧ください。
2.テレワークによって従業員満足度が上がる
日本労働組合総連合会が2020年6月に1,000 名にテレワークという働き方は働きやすいかアンケートをとったところ50%近くが「働きやすい」と答えました。また新型コロナウィルスが終息した後もテレワークを続けたいか聞いたところ9割がテレワークをしたいと答え、従業員の満足度が高くなったことがわかりました。従業員の満足度を上げることで離職率を減らすことが出来、優秀な人材の流失も防げます。
テレワークのメリットについて詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
【働き方改革】テレワークを導入する3つのメリットと導入方法を徹底解説
テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の違いについてまとめ
今回はテレワークとリモートワークについて詳しくお話すると共に、それに伴うテレワークの働き方の種類について解説しました。
今、企業では柔軟な働き方が求められています。そのうえで在宅勤務などのリモートワーク・テレワークを導入している企業ということになれば求人に有利に働き、企業のブランディングも向上させることが可能になります。おまかせテレワークではテレワーク・リモートワークの導入や助成金のサポートを一貫して行っておりますのでお気軽にご相談ください。
